<豆苗の話>

京都に龍門って中華屋があって、名古屋の激物系中華屋の皆さん(味仙と言うよりも街の黄色い看板のとこ。妙に安く妙に量が多く味が濃い)意外で僕が好きな数少ない店なんですね(もう一店は先日連れて行ってもらった中野の豊海屋さん)。中華料理屋ってカレーみたいに店によってスパイスの調合がいろいろ違って、大抵店単位で何を頼んでも殆どのメニューが同じ味付けで出てくるってイメージなのですが、龍門さんは山椒がかなり効いててあとカリカリのひき肉がやたら入ってるんですけどこれがすんごい美味しいわけですよ。
っとまあそんなわけでですね、そこで初めて食べた時に一目惚れしたのが豆苗炒めだったわけですよ。「ウマー」って。んで帰ってきて家の近くのスーパー行ったらあるじゃんってなって買ってきて自分で中華炒め作って食べたんですよ。んでいろいろ調べてたらまた生えてくるって言うんでね。憧れの家庭菜園(エセ)の始まりですよ(エセ)。そんなわけでしっかりと生えてくれまして、2回目も美味しくいただきました。でも人が言ってたけど、豆が"さー!伸びるぞー!"って芽吹いたところを刈り取ってね、豆としては大騒ぎなわけですよね(笑)。でもう一回頑張って伸びたところをまた食べちゃうっていう。本当に命に感謝ですね。豆苗くん、ありがとう。
2018/07/12

VOICE

安藤康平/Kohei Ando

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