週末の終わり

土曜に浅草へ。今の場所に引っ越してから東京の東側が身近になったので時々行っているのだけど、さすが東京。狭いようで知らない街がたくさんある。合羽橋と言うところは店舗用の調理器具から看板、店舗用の装飾品店や食品サンプルの専門店など、飲食店を始めるためのものがなんでも手に入りそうな街だった。また浅草には純喫茶もたくさんあるので名古屋っ子の僕にはぴったりである。最近の情報誌でも昭和レトロが推されてるせいか有名店は若者で賑わっていた。
純喫茶における珈琲の質の低下が囁かれる昨今(決して全ての店がではない)、拘りとプライドをを持っている店に当たると嬉しいものである。

結局、そば屋スタートで喫茶店二軒と立ち食い寿司、そして帰りに浅草から離れて好きなジャズ喫茶へと立ち寄った。この店はフリーや少しアバンギャルドなものが好きなマスターが営む店で、最近出たばかりのドルフィーの発掘音源が延々と流れていた。ドルフィーと言えば額にインプロビゼーション用の第二の脳を持っていると言うエピソードが有名だがその唯一無二のサウンドは本当にすばらしい。こう言うところを忘れちゃいけないなあと。お次は客のリクエストでチャールズ・ミンガスの"Mingus ×5"がかかる。「名盤だよなあ、エリントンスタイルなんだけどエグくて好き。んでこのアルトは誰だっけなあ、そうかマリアーノだったか」。なーんてなことを脳内でブツブツと語りながら店で一番安いウィスキーを飲む。おしゃれなバーでジャズを聴くのもいいが僕はジャズ喫茶が大好きだ。なんならライブハウスよりも好きかもしれない。ライブハウスにはマスター(もしくはママ、つまりは店側の人)、ミュージシャン、オーディエンスという3つの人種がそれぞれ共存しているが、ジャズ喫茶では名盤、そして好きな酒や煙草、そして人種は皆ジャズという音楽に魅せられた真の好事家だけなのだ。こんなピュアで健全(もしくは不健全)な場所があるだろうか。これはもちろんライブハウスにいる人もジャズファンなのは当たり前とした上でもっとピュアだと言いたいわけだ。
さて少々耳が疲れてきたのでマイルスの"1958"なんて小粋なアルバムをリクエスト。まだまだジャズ初心者の奥さんに「マイルスは、、コルトレーンてのがいて、、、そしてこれがキャノンボール、、」などと解説を交えながらもう2,3杯。気付けばもう閉店の時間。なんといい土曜の夜だったんでしょう。またこういう時間を過ごしたいものです。

<それでは思い出コーナー>
今日から俺もカドマニスト。

珈琲良し、飯良しの赤石さん。なんと朝4時まで営業しているという。。また行きたい。

合羽橋は世界の珈琲ユニオン。

おっとレジェンド。

東海地方の人には郡上で馴染みがある食品サンプル。

入店してないものの大正からある老舗だという。

こちらもホッピー通り近くの有名店。若者多し。

突然のサイバージャパン。

そういえば写真撮ったことなかった雷門。

いやあスナップ映えしますなあ。浅草。

間違いなく大好きな名店。

さあというわけでまたお会いしましょう。明日はメル郎でステチャンと対バンです。楽しみですね/

0コメント

  • 1000 / 1000